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ローソンの新浪元社長がサントリー新社長に就任というニュース以来
一部ローソンの将来性に不安をもたれていた投資家もいたようですが、
まだ、積極底な姿勢はかわらないようですね。
高級スーパーで圧倒的な地位を築いている「成城石井」をローソンが550億円で丸の内キャピタルより買収することが発表されました。
▼ニュース元
http://www.nikkei.com/markets/kigyo/ma.aspx?g=DGXLASDZ30H1U_30092014EAF000
丸の内キャピタルが三菱商事系ファンドということもあってか、比較的納得感がある取引と思われます。
ただ、成城石井は売上601億円(前年比10%増)、営業利益48億円(前年比46%増)という数字だけだとものすごい成長性と収益性が目につきますが、もう少し細かく内容を見に行く必要はありそうです。
一方で、M&Aは必ず秘密裏に行われているため後からその裏舞台をのぞくことになるのですが、今回の参加者は「三越伊勢丹」でした。
(イオンも手を挙げていたらしいですが、最後まで粘ったのが三越伊勢丹のようですね)
▼ニュース元
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDC3000G_Q4A930C1EA1000/?dg=1
百貨店業界の現状の悩ましさを解消するためにも成城石井ブランドと高収益を実現する戦略とオペレーションがどうしても欲しかったのでしょうね。
一方で、高い成長目標を掲げるローソンとしてはこの買収を成功に導く必要があります。
成城石井のこれまで培ってきたブランドをもとにローソンの新進気鋭な戦略がどう合致してより拡大を遂げるのか、非常に楽しみです。