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[東京 4日 ロイター] - 日立製作所<6501.T>の中村豊明副社長は4日、2014年4─12月期決算会見で、イタリア防衛・航空グループのフィンメカニカの鉄道事業の買収提案の状況について「進ちょくの状況をいま申し上げるのは難しいが、変な方向には行っていない」と述べ、買収に自信を示した。
伊フィンメカニカの鉄道事業の売却をめぐっては、日立のほか、中国の浙大網新(インシグマ)が応札。採算性のある鉄道信号部門(アンサルドSTS)の株式だけでなく、不採算の車両製造事業(アンサルドブレダ)をセットで売却する計画で、両社の争奪戦になっている。
中 村副社長は直接の言及は避けたものの、「新聞に出ているのと同じではないか。最近は欧州の新聞の方が私よりも早い。あのような状況ではないかと思う」と 語った。ロイターや複数の欧州メディアは1月27日、イタリアの労組幹部の話として、日立が優勢に立っていると報じている。