中小企業基盤整備機構が「事業承継・引継ぎ支援センター」 を新設
カテゴリ: 事業承継全般
独立行政法人中小企業基盤整備機構は2月1日に「事業承継・引き継ぎ支援センター」を新設する。このセンターの業務内容は主に3つあり、
①第三者への事業引継ぎを希望する売り手中小企業と買い手企業とのマッチングを目的としたデータベースの構築や、各地の事業引継ぎ支援センターの新規設立、広域マッチングなどを行う「事業引継ぎ全国本部事業」
②円滑な事業継承のための広報活動のほか、事業継承支援に取り組む地域支援機関などへの訪問、講習会などを通じて支援体制の構築と能力向上に取り組む「事業継承円滑化支援事業」
③〝経営者保証に関するガイドライン〟の広報・普及、セミナーを開催するほか、中小企業・小規模事業者の相談対応や専門家の派遣を行う「経営者保証ガイドライン業務」
などを業務内容としている。
- 菊池 義隆株式会社イードゥービー 代表取締役社長
①②に関しては、どうやってマッチングに止めずに各企業の最低限の条件をもとに事業シナジーを見いだせるかが肝だし、第三者の役割が重要だったりしますね。そうした人材が育つことがまず第一だったりもします。
③に関してもガイドラインはあっても活用できるかどうかですし、あとは「現場」ではガイドラインに則った運用がなかなかできないのが世の常ですね。
いずれにせよ世の流れが事業承継を推進していることには違いなく、少しでも多くの企業の事業承継がうまくいくようにがんばらなくてはです。